前回お話しの続きです。
「言葉について①」を読んでから
こちらを読んで下さい。
また
「コミュニケーションスキル」と
「感情について」も読んでおくと
より深く理解ができます。
<言語表現と心の成長>
ここまで
「言葉での表現の限界」と「争いを減らす方法」
についてお話ししてきました。
ここからは
人間がその両方を理解していくと
「心の成長に繋がる」というお話しです。
今までのブログに「心の成長」という言葉が
たくさん出てきていますが
「心の成長」つまり
肉体がない状態では「魂の成長」は
人類の課題なので
今後も、何度でもお話しするでしょう。
そもそも
「地球という惑星」がこの世にあるのは
「人間の心の成長を促す練習場」として
提供されているからです。
もしも
全ての人の心(魂)の成長が終わったならば
地球という惑星は必要のない存在となり
生物が住めない惑星になるかもしれません。
しかし現在
肉体のない魂を含めた「魂の成長率」を見ると
住めない惑星になる確率は、ほぼ0%です。
つまり人間の魂たちは
「魂の成長の最終到達点には程遠い状態」で
「未熟なままの魂が大半だ」
ということです。
「魂を成長させるため」には
知る→理解する→知って理解した上で行動→
行動の結果を精査→改善が必要か考える→
改善したら新たに行動する→その行動を精査→
改善が必要か考える→…
こんなサイクルで生きる必要があります。
だから
「言葉」についても上記と同じサイクルで
「あなたの中の言葉を進化させ続ける」
という地道な作業が必要です。
「諦めず忍耐して続けた先に快適な場所がある」
そんなイメージを持って下さい。
そもそも
「言葉は作るものではなく、紡がれるもの」
私たち人間は常に「自分で紡いだ」
「言葉という糸」を「自分の機織り機で織って」
「コミュニケーション(布)」を作っています。
「丁寧に言葉(糸)を紡いで織った布」ならば
相手も同じように
「丁寧に織った布(コミュニケーション)」で
返そうとするでしょう。
だからこそ「快適なコミュニケーションの為に」
上記のサイクルで
相手に伝わりやすい言葉を紡ぎ
わかりやすいコミュニケーションという布を
互いに織りたいのです。
綻びを繕い、もしくは紐解いて新しく糸を紡ぐ。
そんな流れを人生のroutineにしませんか?
上記の様な流れで丁寧に紡いだ上質な言葉(糸)
で諦めずにコミュニケーションをとるなら
山や谷(問題が起こる)に当たったとしても
結果として最終的には
必ず良いコミュニケーション(布)を作れます。
そして
恋愛・結婚・子育て・仕事・その他の関わり
全ての人間同士の関わり・人間関係は
このサイクルの良し悪しで変わるのです。
本気でその人と関わるのなら(特に家族)
「諦めず・粘り強く・忍耐して改善する」
この道程を何度も進んだ上で紡がれた言葉を
親しくなりたい同士が丁寧にやり取りするのが
「本物のコミュニケーション」です。
ここまでできれば
気の置けない快適な関係ができているので
伝え方をちょっと間違えたくらいでは
人間関係が綻ぶことはないでしょう。
逆に「関係性が綻ぶ事がある」なら
(家出・離婚・絶縁・音信不通など)
そこには信頼関係が出来てなかった証拠。
相手が「他人ではない家族」であるなら
必ず「信頼関係を作り直し」ましょう。
また
信頼関係が出来ていたとしても
上記のサイクルをやめれば元の木阿弥です。
信頼は壊れ、振り出しに戻ります。
一生続ける覚悟をしましょう。
<言葉とともに成長する魂>
そして
出来上がった信頼関係を基に
あなた達が織ったコミュニケーションを
言葉の紡ぎ方・方法とともに次の世代へと
橋渡しをしつつ、更なる改善を促すのが
今を生きている人間の役割です。
年齢関係なく、皆で意識して生きましょう。
人間として生まれるたびにここを意識できれば
あなたの魂の成長は確実でしょう。
あなたの魂・心の完成形を見る事ができる日も
そう遠くは無いはずです!
また
「魂が成長した状態がどんな形なのか」は
人生の終着地点で確認して下さい。
このブログに書いてあることを
理解・実行して、正常な最後の時を迎えた方は
魂の成長の度合いを最終地点で確認出来ます。
先が長いですか?
そうです。先は長いのです。
人間として人生を1回生きた程度では
魂の成長は完結しません。
そもそも
「人間が理解しなければならない事」は
「肉眼で見える星の数より無数にある」のです。
そして
「理解しなければならない事」と同じ数だけ
「言葉に変換しなければならない事柄がある」
という事です。
これはとても重要です。
十人十色どころのお話ではありません。
人類の文明が進めば進むほど、物は増え
それに合わせた言葉も作らなければなりません。
更に、人間には
「数えきれないほどの感情がある」のです。
「たった1度のあなたの人間としての人生」では
「全ての感情を理解することは不可能」です。
今現在、地球上では
「誰もが己の感情を理解しきれていない」ので
「言葉に変換されないままの感情が溢れている」
という状態です。
だから
「感情」を「言葉」に変換することも
「今回の人生で理解出来るだけの感情」を
「出来るだけ言葉に変える」しかありません。
なので
人生の終わりには必ず「宿題」が残ります。
その残した宿題(言葉にできなかった感情)を
次の人生で言葉にしていくしかありません。
残念ですが、文明が進めば進むほど
次々と感情は生まれてくるものなので
「永遠に終わらないかもしれない宿題」を
「生まれ変わるたびに続ける」かもしれません。
仕方がないので
永遠に宿題を続ける覚悟をして生きましょう!
現状、私たち人間が「言葉」を捨てて
「言葉」を無いものとして生活することは
これだけの文明を作り上げた私たち人間の誰にも
出来ないことなのですから…。
潔く、忍耐と覚悟を持って
日々大切に言葉を紡いで生きましょう!
そして、そうすることが
「あなたをあなたが理解する」という
「人間最大の喜び」も運んでくれるはずです。
目に見えないあなたの魂が大いに喜びます。
その為にも
○「言葉」を安易に利用しないで下さい。
○「言葉」を安易に書き残さないで下さい。
「言葉」はあなたです。
あなたから生み出されるのですから。
丁寧に紡がず、粗雑に扱うのなら
あなたも雑な扱いを受けるでしょう。
また
ダラダラと長い言葉(会話・メール)で伝えても
きちんと聞いてもらえることはありません。
受け取る側の人間が付き合いきれずに
「結局何が言いたいの?」となるからです。
ですから
相手に対して伝えたいことは
「正直・率直・端的な言葉」にすること。
「正直・率直・端的な言葉」は
「相手に伝わりやすい」ものです。
たとえ、その場での理解はもらえなくても
いつかその人の理解という糧になり
巡り巡って、違う人・違う場所から
あなたもその恩恵に預かれる日が来るはずです。
だからこそ
ドラマや物語の主人公のように
「分からせよう・誘導しよう」としたり
地位や権威のある人間が
「忖度させよう」とする
など
「他人をコントロールする道具」として
「言葉を悪用しないで」下さい。
こんなことをすれば
必ずあなたに報いがやってきます。
そんな恐ろしい事にならないように
ここからは
言葉を間違った使い方で利用しないよう
よく自分を観察して
言葉を中庸に使って生きていきましょう。
<言葉の威力と対処法>
もしも
正直に・率直に・端的に言葉を伝えても
トラブルになるの・伝わらないのなら
「あなたの心の見直し」を早急にしましょう。
「正直に・率直に・端的に伝えてるつもり」
ではありませんか?
自分に都合の良い策を練り
思考回路を動かしたまま
コミュニケーションをしようとしてませんか?
そうであるなら、それはコントロールです。
「コントロール」は人間関係を壊します。
そしてあなたは
「自分だけが正しくて相手は間違っている」
と決めつけています。
決してwin-winにならないので
その人との間に信頼関係が作れません。
すぐに「自分の思考を手放し」て
「相手の気持ちに寄り添い」ましょう。
もう一つ
「言葉が伝わらない原因」があります。
それは「受け取る側の問題」です。
その人が
「受け取りたいように言葉解釈して聞く」
ということを皆、反射的にしているからです。
その中でも
大きく分けて二つのパターンがあります。
○ネガティブに捉える人
○ポジティブに捉える人
この相反する捉え方の2人がいたとしたら
同じ言葉でも意味が変わります。
○ネガティブだと悪い言葉
○ポジティブだと良い言葉
それぞれ、そんな風に捉えるでしょう。
ここで
「ネガティブ」と「ポジティブ」を比べると
ポジティブな捉え方の方が良いように感じます。
でも「言葉」は
ポジティブでも、ネガティブでもない
「そのまんま」をとらえなければ
今の自分が感じたい方向性に合わせて
相手の本心を捻じ曲げて解釈するなどの
勘違いを産みます。
こんなことをしていてはいつまで経っても
分かりあうことは不可能です。
だからこそ
言葉を脚色せずそのまま捉えるように
「中庸な捉え方」を意識して
「言葉を聴く」のが望ましいのです。
そして
その「中庸な捉え方」が出来るのは
「心の整理整頓がある程度終わっている人」
だけです。
(「心の整理整頓」参照)
今これを読んでいる方は、今直ぐにでも
「心の整理整頓」を始めましょう。
早ければ早い程「自他への理解」が深まります。
「自他への理解」が深まれば
「中庸な捉え方」が出来るようになり
「相手の言葉を勝手に解釈し勘違いする確率」が
ぐーんと下がるのです。
全ての人間がこれを出来るようになれば
トラブルや争いはほぼなくなるでしょう。
(ただし対立がなくなるわけではありません)
もちろん
「体調の良し悪し等のあなたの状態」も
「言葉の捉え方へ影響を与える」ので
『あなたが』どんな時でも
「100%相手の言葉を中庸に捉えられる」
というわけではないです。
でも限りなく100%に近づけることは出来ます。
そして
出来る限り「勘違いをしない」ように
「中庸に捉えられる」ように
1人1人が「自分の状態を確認」しながら
「相手の言葉を聞く」ことで
「相手の言葉の内側に寄り添う」ので
「本物のコミュニケーション」となり
「あなたの関わりたい人との間」に
「信頼を積み上げていける」でしょう。
そして
じっくりと時間をかけているうちにいつの間にか
快適な関係性(信頼)が出来ているはずです。
だから
『あなたは慌てないで下さい』
「簡単に信頼関係は出来上がらない」ことを
思い出して下さい。
簡単にできるのであれば
この世に喧嘩や戦争はありません。
すぐに信頼関係が作れないのは当たり前です。
全く違う人間同士が関わり合うのですから…。
「信頼関係」はすぐには出来ないからこそ
出来ないことを出来るように工夫して行く。
これが「あなたの使命」です。
ここから
あなた自身があなたの使命を真っ当できるよう
お手伝いします。
ではこれからも
あなたの人生がより豊かに快適になるよう
一緒にこの世の理解を深めていきましょう!
不定期で過去のブログ内容も更新しています。
何度もご覧いただくことをお勧めします。