価値観について

「価値観」と聞いて何を連想しますか？

また

具体的には何を指しているのでしょう？

＜価値観は諸刃の剣＞

「価値観」とは

あなたがとても大切に思っている

あなただけの「拘りのある考え方」で

一生変えたくない「あなただけの基準」です。

つまり

「あなたの価値観」は

「あなただけの基準」で

「あなただけの拘こだわりのある考え方」であり

その考え方は

「あなただけの拘りというエゴ」なので

「価値観＝エゴ・要求・欲求でもある」ため

「人生の足を引っ張ること」があるのです。

皆さん様々な場面で

「価値観を自分の正当性」に使っていませんか？

でも「それは危険」です！

「価値観は自分にとって諸刃の剣なのだ」と

認識しておきましょう。

とは言え価値観は

「人間の魂をかたち作る核になる大切なもの」

でもあります。

「あなたの価値観はあなた自身を表現する」

「あなたオリジナルの考え方」で

「あなたの土台になるもの」とも言えるからです。

このように価値観は

「人間社会の勝手な良い悪いという基準」で

「簡単に整理できるものではない」のです。

ここを踏まえて

「あなたが自分の価値観だと思っているもの」が

「本当に自分の価値観なのか？」という疑問を持って

価値観を掘り下げていきましょう。

＜他人に侵食されている＞

「今あなたが自分の価値観だと思っているもの」は

「あなたの価値観ではない可能性が高い」です。

どのくらいかと言えば

大人のあなたなら99%くらいでしょうか。

「価値観」は人間として大切な基準。

ですが、今皆さんが

「自分の価値観だ、と思っている考え方」が

「あなたオリジナルの考え方（価値観）」かどうか

は、とても疑問です。

例えば、今「あなたの考え方」の中に

以下のような言葉が出てきてはいませんか？

　○「自分という人間はこうあるべき」

　○「こうでない自分は認めない！」

　○「恋人はこういう行動をするはず」

　○「結婚生活は常に快適でなければならない」

　○「親孝行はしなければならない」

などなど、そんな「考え方」が

今の「あなたの価値観」になっていませんか？

もっと具体的な例として

よくある「考え方」のパターンは

　○大学に入学して一流の会社へ入社し

　　役員に昇進し年収は何千万円もらえ

　　退職金も何千万円ももらえるのが

　　良い生き方である。

特に女性に多いのが

　○相手はいつも私だけを大切にして

　　いつでも自分のためだけに動いてくれて

　　たとえ喧嘩をして相手が怒っていても

　　私の気持ちを優先して寄り添ってくれるはず

などです。

このような「考え方」は

「ドラマや映画や漫画や小説等」で

「視聴者や読者に喜んでもらう為の架空の設定」

だったり

「親世代の叶わなかった望み・幻想」を

「親に刷り込まれた結果できた価値観」

なのです。

つまり

「他の人間が自分を満足させる為に意図的に作り」

更には

「他人に夢を肩代わりさせようと目論み世に流した」

「偽物の価値観（他人のエゴの象徴）だ」

ということです。

このように

「他人に自分のエゴを押し付けようとした人間」は

明らかに「退屈の罠」にハマっています。

（「退屈について」参照）

ですから、あなたが上記のように

「誰かの価値観を大切にしている」のならば

「コントロール・洗脳」されていることに

気付きましょう。

「誰かの価値観」とは

「親や自分だけが得をしたい人達のエゴ」

です。

今日からは

「他人からのコントロールを手放し」

「あなた本来の価値観を取り戻して」

いきましょう！

＜価値観を取り戻す＞

なんであれ

「１番の問題点」は

「誰かに作られた価値観」を

「現在のあなたが自分の価値観だと思い込んでいる」

ことです。

恐ろしいことに、現在のあなたは

「あなたの価値観や考え方」ではなく

「誰かの価値観や考え方」で生きています。

そもそも

「あなたの今の価値観」が

「本当にあなた自身のオリジナルの価値観」だと

胸を張って言えますか？

自問自答し、確認して欲しいです。

「誰かの価値観で生きている」限り

あなたの人生は、あなたの人生とは言えません。

あなた本来の道を生きていないので

とても危険な綱渡り状態だと知りましょう。

当然

「あなたが生まれる前に選んだ価値観ではない」

のですから

「本来の人生設計に乱れ」が生じてしまいます。

これでは

「勇気を持ってこの世に生まれた意味」

がありません。

まずは

この人生の「本来の目的」を思い出しましょう。

「自分本来の目的を見つけ出すため」に

あらためて

「心の整理整頓」を徹底的に行なって下さい。

そして

あなた本来のオリジナルの価値観を

取り戻していきましょう！

＜価値観の擦り合わせ＞

本来

「価値観というものは、人それぞれ」です。

それこそ

「家族の中でも価値観はバラバラ」なので

「お互いに価値観同士が、ぶつかり合い」

「問題が生じるのは当たり前」です。

ですから

もしもあなたが

「全くぶつかり合わない家族に所属している」

のであれば

「すでに誰かの価値観（エゴ）に染まっている証拠」

です。

そもそも

「ぶつかり合った価値観」を

「お互いに擦り合わせて行くことで信頼関係を作り」

「恋人関係・婚姻関係・家族関係」が

成り立つのです。

だから

「ぶつかり合えない関係を作ってはダメ」です。

まずは理解しましょう。

「人間関係でぶつかり合う」のは

「信頼関係を作って行く為の第一歩」であり

「お互いに信頼を作る大切なプロセス」

なのです。

誰もが

「本当の信頼関係を作る」為に

「ぶつかりながら擦り合わせていけば良いだけ」

なので

「無闇に怖がらず、焦らずに対処」しましょう！

逆に

あなたが、誰かとの関係性の中で

「価値観がぶつかることが無い・・」のなら

「人間関係も、信頼関係も、出来ていない証拠」

です。

関係性を見直していきましょう。

ちなみに

「どちらかの価値観に合わせる事が擦り合わせ」

ではありません。

「どちらの価値観を取り入れて混ぜ合わせ」

「新しい価値観を作る」というイメージです。

これが

「価値観の擦り合わせ」です。

このようにして

「誰もがWin-Winな状態になる」ことが

「擦り合わせる意味・学び」

なのです。

「擦り合わせをする」ことでしか

「本物の信頼関係を作ることは出来ない」のです。

つまり、あなたが

「他の人間と擦り合わせをしない」まま

「人間関係を続けていく」のなら

「人として成長せず、関係性が全く育たない」ため

　○何度も同じパターンで破局する

　○結婚、離婚を繰り返す

　○家族やパートナーとの空中分解が起こる

　○家族の家出や失踪、家族離散

などが起こるでしょう。

上記を踏まえて、しっかりと

「自分と向き合い・相手とも向き合い」

「良い事も、悪い事も、理解していこう」

「擦り合わせていこう」と

「工夫しながら快適な人生を送る」ことが

大事なのです。

「自分と向き合い・相手と向き合い」

「忍耐を持って価値観の擦り合わせをする」

その先に心地よい関係性が待っていますよ！