怒りは感情の異端児です。
そこで
「感情について」でも少しだけ触れていますが
もう少し掘り下げていきます。
<怒りは無言でも伝わる>
あなたは1日何回怒りますか?
「数えたことないよ〜」
「全然怒ってないよ〜」
「怒ってないし」
「なんでそんなこと聞くの?」
などの声が聞こえてきそうです。
このような「心の声」は
全て人間に怒りがあることを証明しています。
「数えないよ〜」は
○怒りがあることに対して正直な人
「全然怒ってないよ〜」は
○怒りがあることに自覚がない人
「怒ってないし」と
「なんでそんなこと聞くの?」という人は
○怒りがあることを知っているけど
認められない、認めたくない人です。
また
「怒りは良くないことだと知っている」ので
「怒りのある自分でいてはいけない」から
「怒りを表面的に抑える」傾向があります。
でも残念ながらたとえ怒りを抑えていたとしても
「心は水」ですから(「心は水面」参照)
「怒っていることを伝えない」としても
「すでに相手には怒りが伝わっている」のです。
「心で怒っている」なら
「表立って怒っていないよ」という
「誤魔化しは効かない」のです。
ですから、誤魔化すことは諦めて
「自分は怒りだらけだ!」と
「怒りがあること」を認めましょう。
「認めるだけでとても楽になれるはず」です。
<すれ違い感染する怒り>
例えば、
早朝の駅では電車が遅延・運転見合わせすると
「怒り出す人」がいます。
「最初は怒り出したその人だけの怒り」だったのに
「周りに居た人達も苛立ち初め」
更に、運転再開の目処が立たない場合には
「それをきっかけとして大勢の怒りが爆発」します。
これが怒りが感染した状況です。
思い出してみて下さい。
「家族間での喧嘩も怒っている誰かがきっかけ」
で始まりませんか?
「怒りはすれ違い感染する」ほど
「感染力の強いものなので危険」です。
「怒りの感染を防ぐ」には
「誰もが怒りを使わないこと」しかありません。
そこでまず最初に「怒り」を使わないために
やらなければならないことがあります。
それは人間1人1人が
○自分が怒りを持っていることを認める
○自分の怒りの本質を知り、理解する
○正直に生きることを選択する
「これが全ての人間に理解出来た」なら
「怒りの伝染で事件が起こる事が無くなる」のです。
<本物の感情で感染予防>
「怒り」とは「感情について」で書いた通り
「水面下にある感情」とは性質が違います。
また
「水面下にある感情」は
その感情自体が二つの種類に分かれます。
①水面に出やすい感情と
②水面に出にくい感情
この2種類です。
2種類の違いは以下の通りです。
①水面に出やすい感情
ポジティブな感情、
嬉しい・楽しい・ワクワクする等
②水面に出にくい感情
ネガティブな感情、辛い・苦しい・悲しい等
このように書き出してみると
気付く方も多いのではないでしょうか?
②の「水面に出にくい感情」は
「明らかに怒りに直結しやすい」ことを。
つまり
「水面下の辛い・苦しい・悲しい等」の
「本当の感情を素直に相手に伝えられるようになる」
ことが
「怒りの感染を防ぐ為に
極めて重要」なのです。
でも
この怒りという感情は
反射神経がものすごく良いのです。
ですから
その反射神経に負けずにストップをかけて
本物の感情に入れ替えるために
「正直に生きること」にコミットしましょう。
そして、いつもの通り「心の整理整頓」で
「怒り」についても掘り下げて欲しいです。
<感情で争いを減らす>
まずは
先に「怒りの感染を防ぐ方法」に
気付いたあなたが
「常に正直で素直な感情で生きる」
を選択しましょう。
あなた1人だけでも
「周りの人の怒りの発生を防ぐ」体制を
作っていくことが出来ます。
具体的には「心は水と同じ作り」なので
(「心は水面」参照)
あなたの「正直で素直な感情」が
波紋として身近な相手に届き、その結果として
誰もが
「怒りではない本当の感情」を
無意識に表現するようになるのです。
ちなみに
あなたの周りで「喧嘩」が起こったり
「いじめ」があったり
それこそ
大きな話になりますが
「戦争が起こる」のは
「人間が怒りを表現するから」です。
(戦争の発生には他にも原因が有ります)
つまり
人間1人1人が
「正直で素直な感情」で生きていけば
「大きな争いさえ無くすことが可能だ」
ということです。
「怒り」という感情は、人間の生活において
また
人間の成長にとって、とても危険なものです。
ここから一緒に
「怒りではない本当の感情」を
優先する練習をしていきましょう。
それが争いごとのない世界を作り
果ては、あなた自身が生きやすい世の中を
作っていくでしょう。
ではこれからも
あなたの人生がより豊かに快適になるよう
一緒にこの世の理解を深めていきましょう!
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