コミュニケーションスキル

基礎編

あなたは、人とのコミュニケーションは

得意ですか?または、好きですか?

特に「人の話を聞く仕事の方は必見」です。

<スキルだけではダメなこと>

私自身、過去を振り返ってみると

コミュニケーションが得意だったり好きだった

という記憶はありません。

でも現在は、

互いに腹を割って話せるならば、好きだ!

と言えるくらいには

コミュニケーションを取ることが

楽しくなりました。

もちろん

人と関わることはなかなか重労働で、理解まで

辿り着くにはいつまでも先が見えないな、という

印象は変わっていませんが。

ところで

私は現在の仕事に就く前に

アメリカの臨床心理学者の生み出した

コミュニケーションのスキルを一通りひととおり学び

コミュニケーションスキルのインストラクター

をしていました。

でも、その活動の最中さなか気づいたのは

スキルだけでは、結果は出ないということ。

つまり

人間の内面がスキルの使用方法に出てしまうため

十分な効果を発揮できないのです。

余計な感情、余計な価値観・先入観・エゴが

コミュニケーションスキルにとっては邪魔です。

自我や価値観・観念・エゴ・ネガティブな感情

などの邪魔なものを排除していかなければ

どんな人でもスキルを活かすことは難しいです。

結局のところ

自分の心が整っていなければスキルを使っても

互いに怒りを伝え合うこととなり、

人間関係は悪化してしまう可能性もあります。

ですから、

スキルを学び、ただ公式に当てはめて

コミュニケーションするだけではなく

良い人間関係の構築には

自分自身の心の成長が欠かせないのです。

また、人間は誰でも、物事の理解の深さが

360度、複雑怪奇ふくざつかいきなほどに違いがあるので

たとえあなたの心が落ち着いていて

スキルを駆使できたとしても

互いにコミュニケーションの時間をたっぷり

かけなければ解決へは辿り着けないのです。

どんな人とのコミュニケーションであっても

「解決への近道はない」

「すぐに解決しない」

ことも覚えておいて欲しい重要事項です。

<スキルを手にする前にすべき事>

そもそもコミュニケーションスキルを学べば

誰とでも上手くやっていけるはずだ!

と考えてはいませんか?

ある程度コミュニケーションスキルがあれば

ある程度は誰とでも上手くいくでしょう。

でも特殊な人間とは

たとえ、スキルを使って話が出来たとしても

きちんと理解を伴ったコミュニケーションを

取ることは不可能です。

「特殊な人間」とは

余裕のない状態にいる人間です。

大人も子どもも赤ちゃんも

地位や名誉があろうが、無かろうが

余裕を持って人生を生きていないのならば

まともな関わりを持つことは不可能です。

その上、更に守護霊を落とした人間ならば

更に意思疎通が難しいことでしょう。

たとえ卓越したコミュニケーションスキルが

あなたの手の中にあったとしても

この様な状態の人間を前にしては

話し合いは無理なのです。

ならば、どうしたら良いのでしょうか。

まずは距離を取りましょう。

深く関わり過ぎないことです。

いつか相手の状況が変わったならば

関わることも可能になるでしょう。

それまでは、見守るだけです。

そして

その間にあなたの課題を解決しましょう。

あなた自身が自分を理解しているのなら

相手の理解を深めることから始めます。

でも大抵の方(99.99%)が

自分を理解することを蔑ろにしているので

自分の理解から始めなければなりません。

心の整理整頓をして

自分自身の理解から始めましょう。

あなたとあなたの内側との

コミュニケーションの始まりが

スキルを学び活かす為の準備となるのです。

<自分を理解する人間を理解する>

ところで、仕事であれプライベートであれ

みなさん「落とし所を決めて」

コミュニケーションしていませんか?

それがコミュニケーションが上手くいったと

思い込んではいませんか?

それはただの「予定調和」です。

忖度とも言える

コミュニケーションとは全くの別物です。

コミュニケーションとは

コミュニケーションが下手な人間同士が

ぶつかり合って、転びあって

お互いの尖った角を取り合って

少しずつ理解を深めあっていくこと。

それが本当のコミュニケーションです。

失敗や間違いを恐れないで下さい。

快適でないことを怖がらないで下さい。

そして、

本物のコミュニケーションをとるために

まずは、自分への理解・人間への理解を

深めたいものです。

<コミュニケーションスキルの基本>

毎日、心の整理整頓をしていることを前提として

「スキルの基本」を見ていきましょう。

① 「相手の話を聞くこと」

 話を聞くというのは

 言葉を聞くだけではありません。

 相手の仕草、雰囲気、呼吸、言葉遣い等

 あらゆるものを「聴き」ましょう。

 また「聴く」というのは

 自分のエゴが無い状態でしか出来ません。

 だからこそ心の整理整頓が必要なのです。

② 「率直に簡潔に伝える」

 率直そっちょくな伝え方は正直さが必要です。

 でも残念ながら、人は誰もが嘘つきです。

 ですからまずは

 「自分が嘘つきだ」と認めましょう。

 「自分が嘘つき」だと理解できたら

 正直な言葉が出やすくなるでしょう。

 そしてその上で

 簡潔に伝えることを心がけましょう。

 短い言葉でわかりやすく伝えると

 理解が早まり問題が起きづらくなります。

③「相手の怒りを恐れない」

 まずは人間は誰もが怒っています。

 あなたが怒っていることを認めましょう。

 その上であなたの怒りはどこからくるのか

 探って、怒りの心に寄り添いましょう。

 これは心の整理整頓の一つです。

 ああ、私は怒っているなあ。

 と理解できたら

 相手の怒りが飛んできても

 怖がって萎縮せずに

 ただ相手が怒っていることを

 理解できるようになるでしょう。

 そして、その原因を取り除く

 お手伝いができるはずです。

④win-winな状態を作る

 どちらが上でも下でも無い状態。

 これがどうしても必要です。

 でも

 人に負けたくないというエゴは誰にでも

 あるので、そのままの心では難しいです。

 ですからまずは

 人に負けたくない気持ちがあることを

 認めて、理解して手放す作業が必要です。

 なのでここでも心の整理整頓が必要です。

 慌てないで下さい。簡単ではないのです。

 全ては準備と継続が必要なのです。

 でも、きちんと準備し、続けていけば

 エゴを認めて理解して手放すことは

 出来るのですから。

ということで

今回のコミュニケーションのお話はここまで

次回どこかで応用編が書けたら良いな

と思っています。

ではこれからも

あなたの人生がより豊かに快適になるよう

一緒にこの世の理解を深めていきましょう!

不定期で過去のブログ内容も更新しています。

何度もご覧いただくことをお勧めします。

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