大丈夫?は大丈夫では無い

応用編

「大丈夫ですか?」と聞かれたら

「大丈夫です!」と答えるでしょう。

このやりとりは答えを誘導されています。

<大丈夫?よりも行動を>

つまり

最初から「大丈夫です!」と言う

答えが決められた質問を受けている

ということです。

聞かれた方には

答えを決められたという意識はない」けれど

何か違和感を感じる」でしょう。

でも

違和感を感じた」としても

反射的に「大丈夫です!」が出てしまうものです。

これは「誘導尋問と同じ」です。

質問者は

自分自身が安心をしたいだけ」で

身勝手な質問をしていること」を自覚しましょう。

独りよがりな質問だと理解出来ましたか?

この質問の仕方では当事者は大丈夫になりません。

それでは

今この時に必要な情報を伝えたり

今本当に必要な行動をとること

が出来ず、助けにさえならないのですから。

ですので

ここでは声がけではなく「直接動く」方が良いです。

 ○「手を貸しますと言いながら助け起こす

 ○安全を確保した上で、一緒に助けが来るのを待つ

相手が子供や親しい間柄だったら

 ○抱きしめる

 ○痛いところを摩ってあげる

心が傷ついているなら

 ○ただそばにいる

 ○そばにいていつも通りの生活をする

などなど。

「大丈夫ですか?」と声をかけると

人は慌てて体裁を繕おうとしまう」ので

自分の状況を冷静に見ることが出来ず」に

大丈夫ではない状況を呼んでしまう

ものなのです。

身の危険がある時ばかりではありません。

子供への声がけも「大丈夫?」を使っていませんか?

 ○明日の準備、大丈夫?

 ○1人で留守番できるよね?(命令が隠れてる)

など。

本来はここで

 ○明日の準備、一緒に確認しようか

 ○何かあればここに連絡できるようにしておくね

等の言動を心掛けることで

子供の気持ちに寄り添い

一緒に対策を考え大丈夫な状態を作る」ことで

子供達の将来を明るく照らす礎を作れる」のです。

<人を助けたいなら>

ちなみに

人間のトラウマは上記の内容が足りない」ため

大きなきっかけとなり、発動するものです。

「大丈夫?」という

一見優しげに見える意味のない言葉がけ

よりも

相手の気持ちに寄り添い

その時必要な言動を行える」ように

自分の内面を日頃から研鑽すること」のほうが

よほど

本当の意味で相手の助けになる」のです。

内面の研鑽」とは

不測の事態にも動じない心」のことです。

不測の事態を前にして

全く動じない人はいないでしょう。

でも

冷静になれる心を作ること」は出来ます。

大事なことは

 ○目の前の現実をただ見つめ

 ○その現実をただ記録するだけ

です。

生きていれば誰でも

人の心も世の中も様々に変化し続けている」状態を

目の当たりにします。

その目の当たりにしたことを

良いこと・悪いこととジャッジしない」で

そのままをただ見るだけ」をするのです。

ですから

常に何かをジャッジしている人」は

現実を受け入れられない」のです。

常に

自分にとって良い状態しか受け入れたくない欲求

あなたの心を揺さぶり

何の対処も出来なくする」からです。

そもそも「欲求はエゴ」です。

欲求・エゴは私たちの人生の邪魔」をします。

少しでも減らす必要のあるもの」なのです。

また、あなたが

ジャッジしてしまう」のは

過去の記憶が邪魔をする」からです。

ですから

ジャッジという人生の邪魔をしないため」にも

心の整理整頓」で

過去の自分を理解し受け止める必要がある

のです。

そして

助けたいと感じる人に手を差し伸べられる人間」に

成長したいものです。

<助けるよりも見守る>

ここまで読んでみて

「人を助けよう!」

と思ってしまう方がいると思います。

でも、残念ながら

人間は直接的に他人を助けることが出来ません。

出来るのは

その人が助かるように手伝うことだけ」です。

ここを勘違いして

驕り高ぶってしまう」と

助けたい人間と一緒に溺れてしまう

のです。

何度も言います。

人は人を直接的に助けることは出来ません

その代わりに

相手に影響を与えることが出来る」のです。

間接的に影響を与えながら

本人が本人の力で困難を切り抜けていけるよう

に「見守る」のです。

これが

他人が助かるためにあなたが出来る唯一の方法

です。

ヒーローやヒロインは存在しません。

人はただ、人なだけです。

でも

それぞれの知識や経験を分け与えることが出来ます。

もちろん

知識や経験を押し付けるなら

相手は受け取ることが出来ない」でしょう。

ですから

相手が心からその知識や経験を欲しがる」まで

見守る」のです。

見守るのは大変です。

忍耐ができないと難しいものです。

でも

自分を幸せにするにも忍耐は必要なので

忍耐の練習も兼ねて見守るを実行してみませんか?

一度伝えたらただ見守るだけです。

あとは

本人の変化が見える前で忍耐ですよ!

※でも、その人が危ない橋を渡りそうなら止めてね。

心の整理整頓」「我慢と忍耐の違い

続けると維持する」「大丈夫」も参照ください。

ではこれからも

あなたの人生がより豊かに快適になるよう

一緒にこの世の理解を深めていきましょう!

不定期で過去のブログ内容も更新しています。

何度もご覧いただくことをお勧めします。

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