誰かを助けたいのなら

応用編

今、あなたの身近なところに

苦しんで見える人はいますか?

そして、あなたはその人を助けたいですか?

<助けるではなく寄り添う>

結論として

「人間が他人を助けることはできません」

何故なら

「その人を助けられるのは、その人だけ」

だからです。

とはいえ

身近な人が自分で自分を助けやすいように

「寄り添っていくこと」はできます。

では「寄り添う」とはどんな行為でしょう?

以前

トラウマについて」でも書いている通り

トラウマは100%誰にでもあります。

そして、とても不思議なことなのですが

そのトラウマは自分自身で作りました。

もちろん

「トラウマを作るきっかけは他人」

にあることがほとんどでしょう。

特に「きっかけになる相手」が

「身近な相手や権威者」ならば

トラウマを作ることに大きな影響を

与えているのは明白です。

ですから

「相手の言動に問題があった可能性」

は否定できません。

あなたも加害者になる可能性があります。

本当に気を付けたいものです。

この事実を知って

あなた自身が加害者側にならないように

「自分自身も自分の言動に気を付けよう」

と思うのも当然でしょう。

でも、だからと言って

過剰に「他人との関わりに恐怖」を覚え

「相手の様子に一喜一憂」しながら

コミュニケーションするのも妙なものです。

そもそも

こんな「怯えたコミュニケーション」では

どんな場面でも、心を開いて率直な意見

交わすことはできません。

つまり信頼関係が作れないということです。

なので

まずは自分自身が出来る限りスムーズな

コミュニケーションが出来るように

あなたの「心の状態を準備」しましょう。

それが相手に寄り添うことの第一歩です。

<①自分の心に寄り添う>

あなたの心に必要な準備は

「あなたが自分の事を隅々まで知ること」

良い部分も悪い部分も全て丸ごと受け止めて

自分自身を理解してあげましょう。

ところで

皆さんはあなたを古くから知る人物に

「あなたってこういう人だよね?」

と言われたことはありませんか?

惑わされないで下さい。

あくまでも、その人の勝手な見解です。

他人の価値観・見解は放っておいてOK。

いつも相手の見解に自分を合わせていると

自分がどんな人間か、わからなくなります。

自分がわからなくなっているなら

以下を忘れないでください。

 ○自分は「自分にしかなれない」

 ○自分が持っているモノだけで生きる

 ○他人は人を見たいようにしか見ない

これらを踏まえて

心の整理整頓」をしましょう。

過去へ遡り、トラウマを解消する手立てが

見つけられます。

なので、まずはあなたの「トラウマ」を

解消しようと行動する必要があります。

もしもあなたが何も行動しないなら

 ○自分らしい言動ができない

 ○誰にも寄り添ってもらえない

 ○虚しい人生だと感じる

 ○あなたが、誰の心にも寄り添えない

上記の様な状態が続くでしょう。

これらを読んでどう感じますか?

 ○自分を変えたいですか?

 ○この状態から抜け出したいですか?

 ○本気で他人に寄り添いたいですか?

ならば

あなたが手を差し伸べるべきなのは

「あなた自身」です。

まずはしっかりと自分の心に寄り添う。

これが

他人に寄り添うための[ステップ①]です。

<②身近な人の心に寄り添う>

あなたが自分の心に寄り添うことを始めたら

[ステップ②]

あなたの身近な人の心に寄り添いましょう。

身近な人とは「信頼関係のできている人」

もしも、家族でも恋人でも

まともな信頼関係が成り立って無いならば

除外して下さい。

「信頼関係ができている人」の基準は

お互いに

 ○喧嘩してもいつの間にか仲直りしている

 ○言葉のやり取りで誤解を生まない相手

 ○黙ったままでも快適な時間を過ごせる

などでしょうか。

でも、残念ながら

大抵の方が「どんな身近な人間関係」でも

「本物の信頼関係が出来て無い」です。

ということで、まずは身近な人と

「本物の信頼関係を作りましょう!」

「本物の信頼関係」を作るためには

自分が自分の心に寄り添っているように

相手の心にも寄り添うことです。

その「寄り添う方法」とは

その人の話を「ただ聞くだけ」です。

「傾聴(active listening)」です。

「ただ聞くだけ」と聞いて

「なんだ!簡単じゃないか!」

と思いませんでしたか?

これがなかなか難しいのです。

「人間は人の話を聞くのが苦手」ですから。

苦手というか「聞き方やり方が分からない」

という方が正しい表現です。

なぜ、苦手なのかというと

あなたの親をはじめ、周りの大人達が

「話を聞けない人間だから」です。

思い出して下さい。

あなたは子供の頃

話を聞いてもらった経験はありますか?

横から何も余計な言葉をかけられずに

「ただ黙々と聞いてもらった経験」です。

ほぼ100%の人に、この経験が無いです。

最初は聞いていたはずの大人(父母など)が

途中から意見を言い出し、論点が逸れて

話したい内容の全てを最後まで話せなかった

のではないですか?

これは

「大切な人に自分を理解されなかった経験」

です。

「理解された経験がない」のであれば

「寄り添う方法を知らない」のは当然です。

だから

あなたも相手に寄り添うことが出来ない為

身近な人との信頼関係が育たないのです。

(「信頼とは何か?」参照)

あなたは

「寄り添う」=「傾聴(active listening)」

を知りました。

今日からあなたも「寄り添う」を心掛けて

先を生きるものとして

下の世代に宿題を残さないように

生きてみませんか?

助けたい相手は自然に助かっていくし、

たくさん見えない恩恵を受とれるはずですよ!

ではこれからも

あなたの人生がより豊かに快適になるよう

一緒にこの世の理解を深めていきましょう!

不定期で過去のブログ内容も更新しています。

何度もご覧いただくことをお勧めします。

タイトルとURLをコピーしました